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正しくか、優しくか迷ったら、「優しく」を選ぶ

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Photo by Jason Hawke 🇨🇦 on Unsplash 皆様、こんにちは。新年をいかがお過ごしでしょうか。 20年以上前に初めて出会った心理学者のダイア―氏の言葉 正しくか優しくか迷ったら、優しくを選ぼう 若い時分はわからなかった意味も、最近実感するようになってきました。 人間関係は不条理が多いもの。 正しいを貫くことで、本当に大切な人たちとの関係を崩してしまうことがあるのです。 それは我慢をして不正を忍べという類のこととは別で お互いに過ちを犯しやすい人間として失敗を許容していこう もちつもたれつということなのだでしょう。 正しい、と主張し続ける場合の多くは、「教科書」に書いてある正しさだったりします。 人間関係に必要なのは、それを基礎とした応用編、曖昧な塩梅なのです。 自分も間違うのだから、相手も当然そう 優しくいきたいなあ 認知行動療法でこころをダンス♪  

理想なんて、結局狭い自己の見方の中で起こること

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  Photo by 烧不酥在上海 老的 on Unsplash ある人がこう言った。 「理想通りになることを追い求めていたけれど、 自分の狭い世界の中から出てきた理想通りって、 果たしてそれが本当に良かったのか疑問だ。 世の中には、自分が知らないことが沢山あり、いや、ほとんど全部と言ってもいいが、 それを知らないから、起こったことに柔軟に対応できることで もっと素晴らしいことを経験できることがわかった」 地道に努力をして、ようやく探し当てた真実 ダイア―博士の言葉を思い出したよ。 『Noと言ってくれた人に感謝しよう。 自分が今あるのは、その人たちのおかげだから』 貴重な話をありがとう。 認知行動療法士こころのダンス

会社/職場は活用しよう!

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Photo by Surface on Unsplash 若いころ勤めた小さめの会社の社長が、 そういえばこんなことを言っていたのを思いだした。 「会社は利用していいからね」 なぜそのような話になったのかは忘れたが、 ”利用”という言葉に、なぜそんな損するようなことを言うのか、 また申し訳ないと思ったものだ。 今思えば、その意味がわかる。 会社での仕事はつまらないかもしれない。望むものではないもしれない。 でも、それでも仕事を納期に収め、内容の質を高めて試行錯誤していく。 社内の、または顧客との対人関係では、問題が次々起こるだろう。 それをどう対応するか、濃淡をつけながら、摩擦をどう解決するか、対峙するのか謝るのか。どこで折れるのか、どこまでどの程度通すのか。 会社の物理的なものを活用し、ソフト面も活用し、 個人では決して扱うことができいない大きな内容や金額、資源、人脈 すべてを活用して仕事を洗練させていくことで自分の能力が磨かれる。 多くの会社は利益を上げるために私たちを使っている。 なるべくよい成果を出してもらいたいと思っている。 それだけに注目すると、腐ってしまうよね。 特にここ何十年も給料がほとんど上がっていない日本で働いていて、 使われているなあと このモチベーションでは、生産性は上がらない。 自身の向上心も枯れてくる。 会社も私たちにとってもいいことはない。 だから、私たちも会社を活用するつもりでいく。 そうすれば、別の仕事へシフトするチャンスも得られるかもしれない。 起業して、会社で培った能力を基礎にもっと大きくなれるかもしれない。 現在の職場、会社は活用しよう。 それは、自分の能力を高めるためにいろいろな資源がつまっているのだ。 Give and Takeの関係になったら理想的だ~ 認知行動療法士こころのダンス  

SDGs:持続可能な開発目標~小さいことから、できるところから

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外務省 Japan SDGs Platform Action 持続可能な開発目標(SDGs: Sustainable Development Goals )とは,2001年に策定された ミレニアム開発目標(MDGs) の後継として,2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された,2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。17のゴール・169のターゲットから構成され,地球上の「誰一人取り残さない( leave no one behind )」ことを誓っています。SDGsは発展途上国のみならず,先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり,日本としても積極的に取り組んでいます。 SDGsはなんとなく知っていたのだが、夏に母とプチ温泉旅行に行った旅館で、 SDGsのバッチをつけいるスタッフがいて、一気に興味が湧いたのだ。 17の目標をひとつひとつ見てみると、興味のあるものや仕事に関係しているもの、 身近にあるものが見つかると思う SDGs(持続可能な開発目標)17の目標 & 169ターゲット個別解説@imacocollabo なんでこんなことを気にしなければならないのか? もう、地球は、それぞれが好きに生きていては崩壊してく道を免れず、 個人が、各国が独自に実践しても、とうてい間に合わない規模になっているから 全世界で手を組んで、同じ目標を目指して改善していかないと 地球はダメになってしまう、生物を知らぬ間に殺して人間も荒れ果て、 安心して住める場所ではなくなってしまう… https://manabu-biology.com/archives/%E3%80%90%E7%94%BB%E5%83%8F%E3%80%91%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%81%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%92%E9%A3%9F%E3%81%B9%E9%81%8E%E3%81%8E%E3%81%A6%E6%AD%BB%E3%82%93%E3%81%A0%E6%B5%B7%E9%B3%A5%E3%81%9F.html ビニール袋やタイヤが胃の中から出てくるクジラなどの海中生物がたくさんいることを知ったときは、衝撃が走った~ 日本が足りていないと

「幸せ」は、それに向かっていくプロセスのこと

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  種子島の向こうの雲に向かって… ある心理学者、名前は忘れてしまったが、が言っているのを思い出した。 「幸せ」というものが存在するのではなく、 幸せを感じるのは、それに向かっていく過程で感じるのだと。 カウンセリングをするとき、最初に必ず目標設定をする。 そのときに、幸せになりたい、と書かれる場合がある。 何をして幸せになりたいですか?とお尋ねすると、 その「何」がなかなかでてこない場合がよくある。 幸せになるというのは、幸せに感じる時間が長く続くことで、 それは、こんなことをする、なると自分は幸せという具体的な目標に向かって努力すること自体ということなのだ。 誰かに幸せにしてもらいたい? 他人はコントロールできないので、 それだけを期待していると人生の時間切れが来てしまうだろう。 自分しか、自分を幸せな感情に包むことはできないし、 自分しか、自分をネガティブな感情でいっぱいにすることはできない。 他人は、あなたの感情を支配できないのだ。これはラッキーなニュースなのだ♪ 幸せになるために、目指すところを明確にして進んでいく、 ひとつひとつ階段を上り、ときには下り、しかし着実に目標に向かっている、 改善していると感じたときに、手ごたえを感じる。 幸せ、それ自体ではなく、幸せに至る道をゆっくり、でも着実に進んでいくことに エネルギーを費やして行こう。 認知行動療法士こころのダンス

言葉よりも行動を見る

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Photo by Rémi Müller on Unsplash ずっと昔にこの言葉を聞いたと思う。 そのときは、なんで行動の方に注目するのだろうと不思議に思った。 しかしよくよく観察してみると、口では耳当たりの良いことを言っていながら、 行動は違う方向のことをしていることなどがよくあった。 CBTに馴染むようになって、これが真実なのだなと理解できる。 行動は、考えて感じて起こした行動だ。これがまた思考→感情→行動となるのだが、 行動に現れることは、それまでに考えたこと、感じたことの結果なのだ。 復職支援をしていると、ときどき「おや」っと思うことがある。 上司と関係が良くない、嫌われているなどと休職者は思うことも多いのだが、 上司の公の評価は、さほど悪くなかったりする。 恋人との関係で、恋人は愛していると言ってくれるのに 暴力をふるったり、金銭的に寄りかかられていたり、気の進まないことを強要されたりする。 相手の何を優先して見るのか? 行動なのですね。 口で耳当たりの良いことを言った後、別の考えが浮かんでそれが行動につながる。 人は思ってもいない行為をしないものだ。 相手がよくわからなくなったら、行動を見てみよう。 何かを物語っているかもしれない。 認知行動療法士こころのダンス  

『天のなさることは時にかなって美しい』

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Photo by 🇸🇮 Janko Ferlič on Unsplash 最近続けて、表題の言葉が出てくる場面があった。 つまり、何か自分のとっては悪いことが起こったとしても、それは天の計画で、 その悪いことが起こったことは、ベストタイミングだったという意味 良くないことが起こると、それが自分にとって重要であればあるほど吞まれやすく 感情的に受け止めてしまいがちなのは人間である以上仕方がない。 ただ、それが本当に悪いことなのかは、実は時間が経ってみないとわからなかったりする。 また、不利なことが起こったからこそ、良い方向に変えようと見直しが起こり 思ってもみなかった結果になることもある。 だから、このことが起こったことは天のプランニングで、もしかして良いタイミングなのかもしれない。 そうやって自分の未来を創っていく強さを身に付けるきっかけを与えてくれる言葉なのかもしれない。 なかなかそう思えないことも多いけどね。 認知行動療法士こころのダンス  

良いものを手に入れるには時間がかかる。簡単に手に入るのは問題だけ(Maultsby Jr.)

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二色でおしゃれ♪ 大変なときは、すぐに解決してほしいと願うもの。 でも、簡単に手に入るのは問題だけです。 これは米国の精神科医モルツビー(1936~2016)の言葉 あなたの問題がすぐ解決します!などという言葉は言葉半分で聞いてください 努力をしなければ改善はされませんから… カウンセラーに、ご自分のネガティブな習慣をすぐに治してもらうことを期待して来られる場合がありますが、 習慣になっている行動を新しい習慣をつくりあげるのはご本人なので、 自らが努力して習慣を変えていく覚悟が必要です。 メンタルヘルスに限らず、 なんでもよいものを手に入れるのには時間がかかります。 言い換えれば、時間をかけて手に入れたよいものは、 一生ものになるということです。 認知行動療法士こころのダンス  

カウンセリングを受けた効果:自己の考えを人前で述べられるようにもなる

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  Photo by Christina @ wocintechchat.com on Unsplash ある認知行動療法(CBT)を受けた卒業生の意見を聞いてなるほど~と思った。 カウンセリングを受けると、プレゼンテーション能力が上がるというのだ。 理由は、常にセラピストの前で自己の考えや感じたこと、質問に対して答えているので、 自然に、意見を言葉に表すことに慣れてくるとのこと。 確かに、CBTでは、セラピストがいろいろな質問をして、 クライエントがそれに答えるというスタイルをとることが多い。 え?ワークをするのではないのか?と? 本を読んだだけでCBTをしようとするセラピストはそうなることが多いが、 CBTは英語で、Talking Therapy(お話し療法)とも言われるくらい ソクラテスとその弟子たちのように、 クライエントはセラピストの質問に対して考えて答えながら、 自己にとっての真実を見出していくのだ。 私を含め、大人になると、そうそう自己の意見を素直に話す場所は減ってくる。 仕事場では打ち合わせでそれが求められることがあるが、 いきなり本番だ。 なので、カウンセリングで自己の意見を考え、探り、表現することは、 心の問題を解決すると同時に、 意見を述べる練習にもなっている。 自己でどんどん考え進めていくクライエントは、 そのようなポイントにも気づいていた… セラピスト側もいろいろと気づかせてもらえる。 ありがたいことだ。 認知行動療法士こころのダンス **************************** Your Presentation Skills Can Be Improved By Counseling One of the graduates in learning CBT has claimed that taking counseling can refine your speech skills.  Why?  Because the participants describe their own thoughts, thinking, and opinions within the session frequently.  It depends on the way of your counselor but most of cou

困難を乗り越えたことが自信につながる

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Photo by Kyle Johnson on Unsplash 昔のことわざにもある『苦労は買ってでもしろ』とは、乗り越えるために試行錯誤しチャレンジしたことが、自己の力になり、それは自信につながることを含んでいるのだ、と改めて痛感した。 この言葉は星野リゾートなどを経営する星野氏が少し前の日経新聞で述べていた言葉で、読まれた方もいるだろう。新型コロナの影響で、経営が困難になった旅館やホテルのオーナー向けの言葉だが、星野氏はあえて、もし事業をたたむとしても、今の時期を経験してからやめることを薦めている。 この部分が印象的だ。事業を止める決心をしていても、あえて経験しておく重要性を説いている。それは、タイトル通り、困難を乗り越えた後に得られるベネフィットが貴重なものだからだ。 多くの人々が、自信がないと悩んでいる。どうしたら自信を回復できるのかを探している。自分の長所を認める、小さな成功体験をする、自分に愛情を注ぐなどなど、いろいろなことが言われるが、少し曖昧だ。行動に移すにはもっと具体的な目標が必要で、敢えて何かをしなければならない面倒くささがある。そんなとき、『困難を乗り越えることで自信がつく』と考えると、今いる状況の中で考えやすいし、より具体的にどうするかを考える方向に行く。また、こうすることで自信がつくだろうことが自然と理解できる。 ただ、自信がないから、対策も練れない、プランをどう立ててよいかわからない、どう動いてよいかわからないだと思うので、そんなんときはカウンセラーなどのプロフェッショナルに相談してみることがお勧め。最初は情報をもらいながら、話し合いながら、そのうち徐々に自己決定をしながら進み、最後には二輪車の補助輪が外れて一人乗りができるようになると思う。 苦労は敢えてしたくないけれど、苦労のない人生などない。だから、今の苦労を自己に自信をつけるために活用してしまおう。転んでも、ただでは起きるのはもったいない。 認知行動療法士こころのダンス ***************************************************************** Self-confidence Is Constructed By Going Through Difficulty.  That remakes in the title cam

仕事の速さはリズム

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Photo by  Harley-Davidson  on  Unsplash 私の髪をいつも切ってくれる美容師さんと話していて、ホリエモンの話になり、彼が ある著書の中で述べている意見にとても興味を持った。 それは、仕事量をこなすのは速さではなく『リズム』であるといった言葉。 なるほど。多くの情報をそのまま処理していくのは非効率、まとめて、まとめたものを またまとめて、それを組み合わせて使用することはリズム良く進めることにつながる。 音楽も、ひとつひとつの音符に注目して演奏しては全体が見えずまとまりのないものに なってしまう。それをリズムをつけてまとめ、フレージングをつけてより大きなまと まりにして、さらにそれらを組み合わせて全体の中で進めていくことで、聴き心地の よいものになる。 がむしゃらにすることは大事だが、まとまりを考えずに手をつけることはまとまった 結果もでないだろう。 ホリエモンにはあまり興味がないが、仕事をしてきた経験やそこから学んだ知恵と 言うものは、ありがたくいただこう。 認知行動療法こころのダンス

拒否してくれた人、ありがとう!そのお陰で今のことを手に入れられた

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S-Hoshino.com NOと言ってくれた人に感謝しよう。今あるのはその人のお陰なのだから。 (ウェイン・ダイアー) この言葉通りのことが人生の大きな転機のときに起こってきたので、とても好きだ。 そして近頃、またこの言葉を彷彿とさせることが起こった・・・なかなか人生は平たんにはいかないし、そうだから面白い 拒否しつづけて通らなかったために、深く組み込まれることにはならず、その場から手を引きやすくなっていた。そして、もう来ないだろうと思っていた以前からの自分の希望が、ある時ふっとやってきた! 退きどきだ! 人生の中で流れが変わるときは、一気に大きく来るため太刀打ちができない感じがする。なので、そんなときはそれに乗ってしまう方がいい。 ああ、落ちて良かった、希望が通らなくて良かったと思った重大なことがいつくかある。その結果、思いもよらぬ方向に進み、それが後々とても良いことになっている。 きっとできる人たちは希望が通ってさっさと行ってしまうのかもしれない。私はそうではないので、きっとこの方法が合っているのかもしれない。 などと考えながら、拒否してくれた人に内心、あかんべーをしている自分もいる。ほらね、あなたはわからなかっただけじゃない。 人生、まだまだ捨てたものじゃない。 認知行動療法こころのダンス

傷ついたところをいたわってもらえるありがたさ

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焼き場に立つ少年 ローマ教皇の態度と言葉を聴いて、日本人にとって「広島・長崎への原爆投下」は心の深い場所で傷ついたことであり、ずっとそれらを見ないようにしていたのだということに改めて気付かされた。 38年ぶりに、ローマカソリック教会の頭首であるローマ教皇が来日、長崎と広島、そして東京に訪れ、原爆の戦争使用は「犯罪」であることを明言、平和を訴えた。 アメリカに住んでいるとわかるが、WWIIでの米国の日本への原爆使用は、暴走する日本を止めるため、戦争を終わらせるために正義として用いた、との論調である。そして、日本がパールハーバーで3000人の米兵を殺した被害のことを「とてもひどいこと」と常にアアピールする。 日本では、戦後、広島・長崎への原爆投下について戦後国民は深く学ばず興味を持たせず、逆に日本が悪かったから投下されてたのだという雰囲気さえ感じるときがある。 確かに、日本の指導者たちの誤った戦略、先導が戦争を長引かせ、犠牲を大きく増やしたことは事実なのだろう。 しかし20万人の罪のない日本市民が、原爆開発の「実験台」として殺されたことについては、日本人は、少なくとも私は、実感として大きな傷になっていることを認識していない、しないようにしているのかもしれない。そのことに気が付いた。 ところがローマ教皇が、長崎と広島の慰霊碑の前で真摯にたたずみ祈り、平和のメッセージを述べているのを見て気がついた - そうだ、私たちは原爆を投下されたことで心に大きな傷をもっているのだ。 それを見て見ぬふりをするのは、「日本が悪い」という論調に私たちが飲み込まれているからだ。それは当時国際社会で調和を見出し、戦争に突入したことから言われることだ。しかし、だからといって罪のない市民が何十万人も殺された「戦争犯罪」は変わらない。それへの反発、非難を避けるために、勝者は被害者が悪いと世間的に広め、被害者の心に自責の念を埋め込むという方法はうまい手だ。 もともと周りの眼を気にしやすく自責の念の強い日本人は、「悪いから攻撃されて当然」ということをお互いに刷り込み続けてきたし、今も続けているのかもしれない。 今年の初めだったか、ローマ教皇が原爆投下後に撮影された亡くなった弟を

心のエネルギーは有限・・・変えられることに使おう

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Ian Britton 決して誰も変えられないもの・・・それは、過去と他人 今の自分を他人と比べて、ああ、これがない、あの人のように、これもない・・・とがっかりするのは人の常 あのときああすればよかった、あんなことをしなければよかった、家族がこうしてくれれば今は変わっていたかもしれない、こんな私に生まれるのではなく、あんな人のように生まれればよかった・・・ 自分の過去を振り返り、なぞり、非難しがっかりし、否定し続け、もんもんとする それで過去が変わるでしょうか?  変わらない、変えられない。だって、すでに起こったことだから 絶対変えられないものに、そんなに心のエネルギーと時間を費やして、何が手に入るのでしょう? 心のエネルギーも時間も有限。使えばなくなる。お金と同じ。お金を払っても何も手に入れられないものを買いますか? それとも、お金を払って何か手に入れますか? 自分の意思と行動で変えられることに、心のエネルギーを費やした方がいいよね。 今、いろいろと見える自分から見れば、過去に行った失敗は未熟に見える。だけど、当時の自分は精いっぱいだったし、一生懸命どうにかしようとしていたはず。 そんな頑張りを認めてあげて、受け入れてあげてもいいのでは。 心のエネルギーは有限だから、重要なこと-今から変わる可能性のあることに使って、もっと気持ちよい日々を送れるようにしたいなと思うのです。 認知行動療法こころのダンス

対立/争いは、自分が参加しなければ成り立たない

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S-Hoshino.com ようやく暑い夏を楽しんでいるが、すでに昨日赤とんぼを発見!明日8日は立秋なので、今週末くらいから、なんとなく秋の気配が漂ってくるなあと思いながら過ごしている。なんたって、夏産まれの私は、あつーい夏が大好きなのだ。 さて、そんな解放された気分のときに、またまたウェイン・ダイアーの言葉。 『対立/争いは、自分の参加がなければ成り立たない』 結局、こちらが巻き込まれてしまうのも、巻き込んでしまうのも、知らず知らずのうちに「参加」しているのだということが改めてわかる。ネガティブな気分を振りまいて、それに反応した人に更に反応する。ネガティブな気分を振りまいている人に自分が反応し、その反応に反応し返される。意識して行われれば止めようもあるけれど、多くは無意識のうちに行われるので、からまってしまうのかもしれない。 自分を客観的に見ることの重要さ。自分は何に反応して、どんな言動に出やすく、そんな人や状況に敏感になっているのか。それを認識しないと、ずっと対立や争いに参加=巻き込まれることになる。 力づくで相手を抑え込んでも、結局その反動が後からくることは多い。結局、フラットな態度で対処していくことがベストなのだ。 認知行動療法士こころのダンス

親にもらった体ひとつで戦い続けた気持ちよさ

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S-Hoshino.com 毎月音楽療法的なアプローチをしている場所があり、そこで石原裕次郎の『我が人生に悔いなし』を歌った。この歌は裕次郎の印象が強いため、使うときはタイミングに気を付けている。個人的にはとても好きな歌だ。歌詞がいい。 特に、「親にもらった身体ひとつで、戦い続けた気持ち良さ」という部分が好き。 結局、物はモノでしかなく、どんなにいろいろ持っていると見える人でも、人間は体ひとつで人生を生き抜いてきてるんだよなと思う。安全基地があればいいが、ないときもあるわけで、そんなときは親からもらった体ひとつで勝負している、人生ってそうなのかもしれないと実感する。 まわりで身内や知り合い、まったく知らない人の生死の話を聞いて【いのち】を実感することが最近多くなった。最近えらくお気に入りの、今年亡くなったジャズピアニストの曲を聴きながら、なぜ彼が生きているときにその演奏を知らなかったのだろうと悔しく思うとき、この人は満足して死んだのだろうかとふと思ったりする。 まわりからみると地味な人生に見えても、自分自身が「親にもらった体ひとつで戦い抜いた」と思えて、勝っても負けてもすがすがしさを感じることができるなら、それですべてOKなのではないか。 そのような観点から見ると、大きな物事を選択するときブレないのかもしれない。まわりに見せる人生か、自分が見て納得する人生か。 なんか最近そんなことを考えている自分に、今までのことを客観的に見てまとめに入っているのはよい前触れなのか違うのかと不思議に思っている。 ======================== 『我が人生に悔いなし』 【作詞】なかにし礼 【作曲】加藤登紀子 鏡に映る わが顔に グラスをあげて 乾杯を たった一つの 星をたよりに はるばる遠くへ 来たもんだ 長かろうと 短かかろうと わが人生に 悔いはない この世に歌が あればこそ こらえた涙 いくたびか 親にもらった 体一つで 戦い続けた 気持ちよさ 右だろうと 左だろうと わが人生に 悔いはない 桜の花の 下で見る 夢にも似てる 人生さ 純で行こうぜ 愛で行こうぜ 生きてるかぎりは 青春だ 夢だろうと うつつだろうと わが人生に 悔いはない わが人生に 悔いはない =======

どんな障害物も何かの機会だ。どの問題も自分のテストだ。(ウェイン・ダイアー)

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S-Hoshino.com 愚痴っぽくなったときには、好きな言葉を探して考えると愚痴を言うことから離れられることに今さら気付いた。20年ほど前に友人が送ってくれたダイアー博士の本を開けて今の気分にヒットする言葉を探していると、この言葉に当たった。 『どんな障害物も何かの機会だ。どの問題も自分のテストだ』 仕事場を変えて新しいことに慣れて行っている毎日だが、戸惑ってしまうこともまだ多々ある。自分の好みではないことだったので避けてきたことが、仕事では避けられない状況にあったりして時間をかけてなんとか受け入れる。でも好きではないので歩みは遅い。 ただ最近思うことは、嫌なことで好みではないが、自分のためになる面もあるなあということ。非効率な面もあり、時間やこれまでトレーニングされてきたことが生かされない部分があることは明白で、せっかく身に付けたスキルが落ちないようにと気を付けてはいる。それでも、得るものはある。また、将来的にこの経験が大きな転機を迎えるための原動力になるような気もする。 賢者は愚者に学び、愚者は賢者に学ばず・・・という古い諺があるが、自分はやはり賢者になりたい。どんな経験も無駄なことはないと思いたいし、出会って無駄な人はいないと思いたい。ただ、またちょっとばかり、いや大分、青いようだ。 認知行動療法士こころのダンス ********************************: Every Obstacle Is An Opportunity.  Every Obstacle Is A Test.     by Dr. Wayne W. Dyer It is good for me to stop myself complaining by reading and thinking Dr. Dyer's words :)  And I found a nice one that is hitting me tonight.   "Every obstacle is an opportunity.  Every obstacle is a test."  I knew this for a long time and tho