言葉よりも行動を見る
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ずっと昔にこの言葉を聞いたと思う。
そのときは、なんで行動の方に注目するのだろうと不思議に思った。
しかしよくよく観察してみると、口では耳当たりの良いことを言っていながら、
行動は違う方向のことをしていることなどがよくあった。
CBTに馴染むようになって、これが真実なのだなと理解できる。
行動は、考えて感じて起こした行動だ。これがまた思考→感情→行動となるのだが、
行動に現れることは、それまでに考えたこと、感じたことの結果なのだ。
復職支援をしていると、ときどき「おや」っと思うことがある。
上司と関係が良くない、嫌われているなどと休職者は思うことも多いのだが、
上司の公の評価は、さほど悪くなかったりする。
恋人との関係で、恋人は愛していると言ってくれるのに
暴力をふるったり、金銭的に寄りかかられていたり、気の進まないことを強要されたりする。
相手の何を優先して見るのか?
行動なのですね。
口で耳当たりの良いことを言った後、別の考えが浮かんでそれが行動につながる。
人は思ってもいない行為をしないものだ。
相手がよくわからなくなったら、行動を見てみよう。
何かを物語っているかもしれない。
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