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8月, 2021の投稿を表示しています

対面カウンセリング予約可能枠:2021年9月

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カウンセリングでは、まずお話してください。 なんでも思ったことを沢山お話してください。 気持ちを言葉にすることによって、新しい発見があることが多いためです。 その上で、 認知行動療法(CBT)ベース、マインドフルネス、アサーション・トレーイング、うつ病のためのメタ認知トレーニング(D-MCT)などを必要に応じて組み入れています。 下記のようなことで悩んでいませんか? 仕事のキャリア、上司との関係、同僚との関係、部下との関係について 家族・配偶者との関係、介護、恋人との関係、大切な人を亡くしたことについて うつ的気分、不安感、自信のなさ・自尊心の低さ、孤独感、怒りのコントロール、 モチベーションの低下について 一緒に話し合いながら、置かれた状況で最適な解決策を探っていきましょう。 解決は、あなたの中に眠っていると思います。 上記カレンダーは【対面カウンセリング】用です。 【オンライン・カウンセリング】の時間枠についてはお問合せください。 連絡先:d-mct@satorimtcbt.page   Satori MT&CBT 担当者宛 認知行動療法士こころのダンス  

ひとり遊びを楽しむ

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Photo by Rinke Dohmen on Unsplash Photo by Rinke Dohmen on Unsplash コロナ禍で、日本の人々のみならず世界中で孤独感を抱く人が多くいることが ニュース等で伝えられる。 いろいろな方々とお話しをしていて、孤独感に悩まれているケースは多くある。 興味深いことは、一人暮らしの方々だけはなく、家族と一緒に暮らしている、 恋人と毎週会う、友人とも会うが、孤独感を強く抱くことが多々あることだ。 また、あまり人付き合いが好きでなかい方々も、 例えば会社の人たちと会えないことで孤独感を抱くことが多いのだ。 つまり、物理的にひとりでいることが孤独感を産み出す原因なのではなく、 自分の内的な要因が孤独感を産み出すということ。 自分と一緒にいるということに慣れていないのかもしれない。 ずっと前、新聞の記事か何かで、美智子さまが、浩宮さま(現天皇陛下)が子ども頃 一人遊びができるようにひとりで遊ぶ時間を設けていた、という記事を読んだことがある。 そのとき、「なぜ一人遊びができるようになる必要があるのだろう?」と 不思議に思ったことを今でも覚えている。 今はわかる。 ひとは、いつも必ず誰かと居られるわけではないのだ。 そんなとき、ひとりで時間を過ごせることは、人生の生産性にかかわってくる。 基本的に人間は孤独だ。誰も同じように考えて行動する人はいないし、 ずっと死ぬまで誰かと一緒に過ごせるわけではないのだ。 自分の人生を、しっかり考えながら実行に移し大切に使う。 歯を食いしばってひとりの時間を過ごしても、あまり有効には過ごせない。 ひとり遊びができるようになれば、安心しながらいろいろなことができる。 ひとり遊びを楽しむ。 歳を重ねてきたからこそ、この重要性がわかる。 認知行動療法士こころのダンス  

こころの健康の保ち方ー根本は同じ

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  Photo by Zoltan Tasi on Unsplash 「心の整理に役立たせるためにいろいろな本をまた読んでいるのだけど、 結局みんな同じことを言っているのだと思う」 認知行動療法(CBT)をしっかり身に付け、ご自分の生活に応用している方の言葉。 まったくもって同意するしかなかった。 まずは身体の健康、運動、栄養、睡眠、 そして物事や状況の捉え方 原則はとてもシンプルで、世間にはある意味溢れているヒントや言葉だったりする。 しかし、応用できる場合とできない場合とに分かれる… このパズルはどこにはまるのだろう?のような視点 シンプルな言葉の意味の深い背景を理解して、状況に柔軟に応用する態度 うーん、こころの世界は奥深い 認知行動療法士こころのダンス

76年目の終戦記念日に寄せて

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日経新聞(7/2付) 今日は76回目の終戦記念日 4年間ほど介護施設で勤務したときに元兵士の方々、妻の方々、子どもや親戚、ご友人のお話しから、どれほど当時の人たちが苦しんだかを身に染みて学習したので この日は大切にしたいと思っている。 第一次世界大戦で勝利はしたものの、第一線を経験していなかったため、 情報に欠けていたようだ(情報があっても信じなかったかもしれない) 衛生対策、感染症対策、兵士を守る日々の健康関連がかなり貧弱で、 亡くなった兵士の半分以上が餓死や病気だったとか。 米国その他の国々では、第次世界大戦での教訓を生かし 心身衛生、感染予防、その他兵士を守ることにとても注意を払って…結果の勝利。 日本人は沢山の人々を自国の大罪のために亡くしている。 苦しみながら亡くなっていった人々の魂に合掌 そのご家族の苦しみに祈りを捧げます。 老健のデイサービスを利用していたある元気な女性 上品で、生き生きしていて、本が好きで知的で… その方がこんなことを言っていた。 「父は私が子どもの頃に出兵してそのまま戦死したの。 父は私のことを「○○ちゃーん」って家の1階から呼んでいた。 その時の声はずっと覚えているのよ」 認知行動療法士こころのダンス  

会話がうまくいくとき、いかないときのヒント

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Photo by Ignacio Amenábar on Unsplash ちょっとした会話を数人とすることを苦手とする場合は多い 二人なら大丈夫なのだが…という場合も多いし、 家族以外は苦手…ということもある。 家族が嫌だ、という場合もあるが。 チャットのような会話をするときに、 うまく流れている場合と流れていない場合を観察してみよう。 たぶん、次のようなことが起こっている。 話題のコアな内容が、加わっている人たちにより、いろいろな言葉を遣いながらも 引き継がれて、追われている。 話題の伝えたい内容をひとりが話すが、次の人はそれから外れた内容を持ち出して、またその次の人はまたまた違うポイントを話して、コアなポイントへの興味が共有されていない。そのため、皆の会話をする興味がそれてしまう。 話題を純粋に楽しめる余裕がある場合は、それが自分の興味から多少外れていても、その内容に沿った反応をして話題のコアな内容が引き継がれ、そのうち皆の興味がある程度湧いて、自然な流れの中で発展した話題に流れていく。 会話が苦手、あまり慣れていない場合は、注意が話題のコアな内容ではなく、自分の会話の下手さ、嫌いな人への気持ち、人からの良い評価を得るための緊張、あまり話題に関係ない自分が話したい気持ちなどに気持ちが集中してしまうため、話題への応答が不自然な態度で、つながりが切れたような内容を話してしまうため、それらが続くことで、皆の興味が会話から反れてしまう。 シンプルに言えば、会話のコアな内容をキャッチするようにし、 それに沿った、関連する話を出してみるのだ。 注目する先は、あくまで話題のコアな内容。 思いつかない、という場合も多いだろう。 会話をするときには、ある程度のネタ仕込みも重要になってくるので、 日頃から、いろいろな内容を入れておくことも大切だと思う。 そういえば若いとき、恩師に「話題のネタを仕込んでおけ!」と言われたなあ。 そのときは難しいと思ったけれど、 新聞や本を読む、自分の興味ある部分を学ぶなどを日々行っていると、 そのうちたまってくるものだ。 その場で何を目的とするか。 会話の内容を楽しむ、これだろう。 認知行動療法士こころのダンス  

言葉よりも行動を見る

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Photo by Rémi Müller on Unsplash ずっと昔にこの言葉を聞いたと思う。 そのときは、なんで行動の方に注目するのだろうと不思議に思った。 しかしよくよく観察してみると、口では耳当たりの良いことを言っていながら、 行動は違う方向のことをしていることなどがよくあった。 CBTに馴染むようになって、これが真実なのだなと理解できる。 行動は、考えて感じて起こした行動だ。これがまた思考→感情→行動となるのだが、 行動に現れることは、それまでに考えたこと、感じたことの結果なのだ。 復職支援をしていると、ときどき「おや」っと思うことがある。 上司と関係が良くない、嫌われているなどと休職者は思うことも多いのだが、 上司の公の評価は、さほど悪くなかったりする。 恋人との関係で、恋人は愛していると言ってくれるのに 暴力をふるったり、金銭的に寄りかかられていたり、気の進まないことを強要されたりする。 相手の何を優先して見るのか? 行動なのですね。 口で耳当たりの良いことを言った後、別の考えが浮かんでそれが行動につながる。 人は思ってもいない行為をしないものだ。 相手がよくわからなくなったら、行動を見てみよう。 何かを物語っているかもしれない。 認知行動療法士こころのダンス  

『天のなさることは時にかなって美しい』

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Photo by 🇸🇮 Janko Ferlič on Unsplash 最近続けて、表題の言葉が出てくる場面があった。 つまり、何か自分のとっては悪いことが起こったとしても、それは天の計画で、 その悪いことが起こったことは、ベストタイミングだったという意味 良くないことが起こると、それが自分にとって重要であればあるほど吞まれやすく 感情的に受け止めてしまいがちなのは人間である以上仕方がない。 ただ、それが本当に悪いことなのかは、実は時間が経ってみないとわからなかったりする。 また、不利なことが起こったからこそ、良い方向に変えようと見直しが起こり 思ってもみなかった結果になることもある。 だから、このことが起こったことは天のプランニングで、もしかして良いタイミングなのかもしれない。 そうやって自分の未来を創っていく強さを身に付けるきっかけを与えてくれる言葉なのかもしれない。 なかなかそう思えないことも多いけどね。 認知行動療法士こころのダンス  

スポーツ界から提起されたメンタルヘルスの重要性

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Photo by Deniz Altindas on Unsplash オリンピックTOKYO2020は、本当にメンタルヘルスが強く意識される機会だった。 先日のアメリカ新体操の女王バイル選手が「メンタルヘルスにフォーカスしたい」と途中からdrop outしたが、これが世界的な注目を浴びた。 8/1 日経新聞「体操女王バイルスを苦しめた重圧 「楽しめなくなった」 少し前に全仏オープンで、大坂なおみ選手がメンタルヘルスを優先して途中棄権をしたことからつながっている。 2020年初めごろから始まったコロナ感染症で、都市封鎖、外出禁止、緊急事態宣言などで、 家に籠り、孤独に陥るなどのメンタルヘルスに注目が集まっていたところ 身体能力をいかに磨くかに注力するオリンピックのスポーツ選手が提起したからこそ 身体的健康のみならず、精神的健康がとても重要であることが確認されたと思う。 メンタルヘルスについて考えたり、話し合ったりすることは、影でこそこそとすることではなく、 身体の健康と同じように回復や予防について注意しなければならないことであると これからは流れが変わっていくのだろう。 自分のメンタルヘルスは自分で管理していく時代 本当に何がきっかけで時代の流れが変わるかわからない~ 認知行動療法士こころのダンス  

洗練された仕事

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  喜友名諒が堂々たる演武で金メダル 空手男子形 優勝決定戦 ハイライト 空手 米国留学しているとき、ホストマザーの孫が空手の演武を習っていた。 友人に黒帯を持っている人はいたが、いわゆるカタというのは彼女の練習のときに初めて見たのだった。 ・・・かっこいい 小学生の女の子、ちょっとふっくらした彼女はカタがお気に入りだったらしい。 それからKarateのKataというものはたまにテレビでは見ていた。 外国人の友人でやはり黒帯を持っている男性がいて、とても強かったのだが、 その彼が、Kataは苦手だ、と言ったのがとても印象的だった。 何が違うのだろう? 先日のオリンピックで喜友名選手が堂々の金メダルを取った演武を見たとき、 息を止めて観るような緊張感があった。 ビデオは1度観ると退屈になってしまうので2回目を観ることはほとんどないのだが、 このKataの決勝戦は何度も観てしまった。 スペインの選手もすごいのだが、 喜友名選手の動きは、支えている胴体も含めて調和して躍動しており、 それでいてまったく無駄な動きがなく静止している。 突きなどの練習を増やした一方、日本太鼓のリズムに合わせて動く練習もしているそうで、 強さと柔軟性の両方を兼ね備えているのがよさそうだ。 私は「洗練/sophisticated」という言葉が大好きなのだが、 まさに洗練された仕事 たった数分の演武をするのに大量の時間と努力を費やして、 これが真の仕事なんだよなあと思いながら 自分の甘い仕事の仕上げを振り返るのである。 認知行動療法士こころのダンス

手洗い、マスク、運動、栄養に気を付けてもう少し我慢・・・

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上島珈琲店にて 緊急事態宣言をする県がまたまた増えました。 連日の感染者の増加、第5派… もう少し、もう少しと昨年の初夏くらいから我慢してきて まだもう少し収束までかかりそう しびれを切らさず、注意していきましょう。 まずは清潔にして体内にCV19を入れないように 手洗い、掃除や洗濯、清潔な身なり 手で目や口などの粘膜を触らないように気を付けて 適度な運動で体力、筋力、体温を上げ 質の良い睡眠を取るよう注意し、 栄養バランスの良い食生活ができるように努力、 こうして、免疫力を上げるようにしましょう。 もちろん、外で大声で騒いだりなどは謹んで、 家に居ることでできる時間を、こんなときにしかできないことに費やしてみましょう。 欠けたものについて嘆いていると貴重な時間とメンタルのエネルギーを余計に使ってしまいます。 現在持っている手持ちのカードを使ってうまく組み合わせ 思いもよらない手を作り出して、にやっと笑いたいものです。 認知行動療法士こころのダンス