ひとり遊びを楽しむ
Photo by Rinke Dohmen on Unsplash
コロナ禍で、日本の人々のみならず世界中で孤独感を抱く人が多くいることが
ニュース等で伝えられる。
いろいろな方々とお話しをしていて、孤独感に悩まれているケースは多くある。
興味深いことは、一人暮らしの方々だけはなく、家族と一緒に暮らしている、
恋人と毎週会う、友人とも会うが、孤独感を強く抱くことが多々あることだ。
また、あまり人付き合いが好きでなかい方々も、
例えば会社の人たちと会えないことで孤独感を抱くことが多いのだ。
つまり、物理的にひとりでいることが孤独感を産み出す原因なのではなく、
自分の内的な要因が孤独感を産み出すということ。
自分と一緒にいるということに慣れていないのかもしれない。
ずっと前、新聞の記事か何かで、美智子さまが、浩宮さま(現天皇陛下)が子ども頃
一人遊びができるようにひとりで遊ぶ時間を設けていた、という記事を読んだことがある。
そのとき、「なぜ一人遊びができるようになる必要があるのだろう?」と
不思議に思ったことを今でも覚えている。
今はわかる。
ひとは、いつも必ず誰かと居られるわけではないのだ。
そんなとき、ひとりで時間を過ごせることは、人生の生産性にかかわってくる。
基本的に人間は孤独だ。誰も同じように考えて行動する人はいないし、
ずっと死ぬまで誰かと一緒に過ごせるわけではないのだ。
自分の人生を、しっかり考えながら実行に移し大切に使う。
歯を食いしばってひとりの時間を過ごしても、あまり有効には過ごせない。
ひとり遊びができるようになれば、安心しながらいろいろなことができる。
ひとり遊びを楽しむ。
歳を重ねてきたからこそ、この重要性がわかる。
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