悔いのない人生

お散歩の途中で


今朝早く伯父様が亡くなった。

とても人徳のあった方で、家族や親戚をはじめ、多くの人が悲しんでいる。残念なことに、私たちは住まいが遠いことも手伝って、なぜかほとんど会う機会がなかった。

数日前に母と食事をしたとき、子どもの頃の兄との話(故・伯父)をしていた。まだ兄弟たちがおばあちゃんに手を引かれていたときのこと、小学校の頃のこと、大学受験のときのこと。本当に多くの人に愛されて可愛がられた伯父のエピソード…

つい昨日のことのような情況を簡単に思い浮かべることができるような話だった。

人々から愛され成功したが、少し病気になるのが早かったかもしれない。大切な人を早くに亡くしもした。それでも伯父は悔いなく天に召されたのだろうか。だぶんそうだろうと思う。

80年はとても長いと思っていた。果てしがないと思っていた。しかし、今この年になって思うと、「あ」っという間だ。30年なんてあっという間。だから、もう一回あっ、と言ったら、もうこの世にはいない。


人生は短いので、本当に自分が幸せと思うことをしたい。それは他人から見て評価されるカタチではない場合も多い。ささいな幸せ、他人は興味がない幸せ、それが自分の幸せだったりする。

先日、「人生で一番の成功はなんですか。一番の失敗は何ですか」という質問をされた。聞いた瞬間脱力した。なんて軽い質問なのだ。成功とか失敗とかの次元じゃないんだって。ぜんぶがいいんだって。









 

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