新しい生活様式

Photo by David Levêque on Unsplash



最近、とても新鮮に響く言葉は、「新しい生活様式」だ。


新型コロナウィルスとは共存していかなければならないとのことで、ソーシャル・ディスタンス/人との距離は保ちながら、以前のように暮らしていくための新しい生活様式。


ソーシャル・ディスタンスを保ちながら暮らすのなら、どうしてもテクノロジーに頼らざるを得ない部分は多いだろう。物理的には、ひとりひとりの距離を空けるようにいろいろな場所で、人同士が近づかないような配置の工夫、人数制限などがすでに行われているが、店の経営を考えたとき、これまでと同じ場所で人数が減ることで収入は減る。それを補うため、大勢の人数で採算を取るためにテクノロジーがより活用されることになる。一緒に暮らす人以外の集まりやミーティング、学校の授業、仲間や趣味のグループの集まり、スポーツ観戦やコンサートやフェスを画面を通して行うことが日常茶飯事になるのかもしれない。無観客試合、無観客コンサートも、これからは珍しくなくなってくるかもしれない。仕事は、リモートワークが可能な職種はそれを取り入れる動きがより進んでくるだろう。


また重要なこととして、テクノロジーが進化することで、国家などに個人情報を握られ、それがセキュリティのための監視につながってくるだろうだろう。感染者との接触がスマホに通知されるなど、考えたら気持ちの悪いことだ。


子どもの頃に見た、未来の予想図の絵が脳裏に浮かぶ。人は宇宙飛行士のような恰好をし、車は宙を移動、街は機械化の進んだ未来の都市。まさかこんな世界がくるわけないと思ったものだが、今はまったく可能な世界だと思う。


ずっと同じものはないのだ。すべて動いていて、すべて変化していて、人間はそれに合わせて、環境に適応して生きてきたし、これからも生きていくのだ。これまでの歴史上で起こった多くのドラマティックな変化を他人事のように眺めていたが、今まさにそれを自分が経験している。


まさか、人間同士の物理的距離に制限がかかる時代がくるとは、本当に夢にも思ったことはなかったなあ。








コメント

Akiko さんのコメント…
先日朝日新聞に短歌の記事が載っていました。

「しばらくは 離れて暮らす 『コ』と『ロ』と『ナ』 つぎ逢ふ時は 『君』といふ字に」

「コ」と「ロ」と「ナ」を足し合わせると「君」という文字になる。新型コロナウイルスの影響で大切な人と会えないつらさや未来への希望をつづった作者の気持ちに心が和む。

自分なりに基本的なことを抑さえて日々の暮らしを少しでもゆったりとした心持ちでいきたいと思う。
Akikoさん
なるほど~、コロナを合わせると「君」という字になりますね。本当に次に会った時、全部が一緒になって今会えない人たちに会いたいものです。マスクはしているのかもしれませんが…(;^_^A

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