あなたというだけで貴重
自分は自分であってよいのだ、できが良くても悪くても、この自分でいいのだ
このように思えることは重要だ。「うまくできたら、優秀な成績を残したら自分はOK」と思い、いつも焦り、追い立てられてる気持ちになる人が少なからずいる。
謙虚さは大切。良くない部分は反省して直していく気持ちはもちろん重要。
ただ、あまりにもありのままの自分に”無価値”とのレッテルを貼る人が多い。豊かな国なのに、精神的にはうまくいっていないのだと何とも言えない気持ちになる。
報道などで聞いたことがある人も多いと思うが、日本人高校生の自己肯定感の低さが、他国と比べて低いことがいつも話題になる。
自分に自信をもつことを阻む文化的要素があるかもしれない。美徳としての謙虚さを求めるあまり、自虐の域に入りやすい閾値に下がっているのかもしれない。
条件づけで認められてきた過去の経験も大きい。良い成績、見栄えの良さ、素晴らしい業績を残さなければ価値がないと言わんばかりの近しい人の態度により、誤って学んでしまった人もいるだろう。
自分で自分を大切にして、素の自分を育ててほしい。できても、できなくても、あなたの価値は変わらない。これまで46億年の地球の歴史の中で、あなたという人間はたった一人しかいなかったし、これから地球が太陽に飲み込まれてしまうと言われる40億年後までも、あなたは一人しか存在しないのだ。
コピーはどこにもいない。あなたは、歴史を通してひとりしかいない貴重な人なのだ。
コメント
なかなかそう思うとができないできました。最近になって「あ、私のいる意味ってあるなぁ」と思うことができるようになってきた気がします。
どんな自分も全部自分ですもんね。
今、居る自分を認めてやろうと思います。
コメントをありがとうございました。最近になりご自分のいる意味を感じられるようになったとのこと、これまでさまざまなことがあり努力も沢山なされたと思います。その結果、自分を認めてあげようと思ったことは、本物なのだと思います。そのことが文章からじんわりと伝わってきました。