親にもらった体ひとつで戦い続けた気持ちよさ
毎月音楽療法的なアプローチをしている場所があり、そこで石原裕次郎の『我が人生に悔いなし』を歌った。この歌は裕次郎の印象が強いため、使うときはタイミングに気を付けている。個人的にはとても好きな歌だ。歌詞がいい。
特に、「親にもらった身体ひとつで、戦い続けた気持ち良さ」という部分が好き。
結局、物はモノでしかなく、どんなにいろいろ持っていると見える人でも、人間は体ひとつで人生を生き抜いてきてるんだよなと思う。安全基地があればいいが、ないときもあるわけで、そんなときは親からもらった体ひとつで勝負している、人生ってそうなのかもしれないと実感する。
まわりで身内や知り合い、まったく知らない人の生死の話を聞いて【いのち】を実感することが最近多くなった。最近えらくお気に入りの、今年亡くなったジャズピアニストの曲を聴きながら、なぜ彼が生きているときにその演奏を知らなかったのだろうと悔しく思うとき、この人は満足して死んだのだろうかとふと思ったりする。
まわりからみると地味な人生に見えても、自分自身が「親にもらった体ひとつで戦い抜いた」と思えて、勝っても負けてもすがすがしさを感じることができるなら、それですべてOKなのではないか。
そのような観点から見ると、大きな物事を選択するときブレないのかもしれない。まわりに見せる人生か、自分が見て納得する人生か。
なんか最近そんなことを考えている自分に、今までのことを客観的に見てまとめに入っているのはよい前触れなのか違うのかと不思議に思っている。
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『我が人生に悔いなし』
【作詞】なかにし礼
【作曲】加藤登紀子鏡に映る わが顔に
グラスをあげて 乾杯を
たった一つの 星をたよりに
はるばる遠くへ 来たもんだ
長かろうと 短かかろうと
わが人生に 悔いはない
この世に歌が あればこそ
こらえた涙 いくたびか
親にもらった 体一つで
戦い続けた 気持ちよさ
右だろうと 左だろうと
わが人生に 悔いはない
桜の花の 下で見る
夢にも似てる 人生さ
純で行こうぜ 愛で行こうぜ
生きてるかぎりは 青春だ
夢だろうと うつつだろうと
わが人生に 悔いはない
わが人生に 悔いはない
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"I Feel Satisfied With My Challenge Through My Life With My Own Body My Parents Gave"
The word comes from the lyrics of "I Never Regret Any In My Life" by Yugiro Ishihara. I love this part of the song because of the truth.
I just imagine how I would feel the day I go die. Would I feel satisfied with my life in which I would have been challenging a great amount of difficulties with my body only that my parents gave me? I hope so. Only persons who have overcome many obstacles by challenging and fighting can feel fulfilled on the last day. And ultimately, human beings can just use their bodies in doing so. Money? Objects? Those are just the results of them. From beginning to end, you do simply anything with yourself that your parents gave.
I am just wondering why I am reviewing and concluding at this point in my life recently. Is that a good thing for my future or the prove of concluding my own life for some reasons? Only God know.
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